成功した女性指揮者の転落譚。
クラシックの世界も楽ではない。ベルリンフィルの指揮者になっても、ちっとも幸せではない。
この人は一体、何がしたかったんだろう。とにかく努力する。無理をしている。人を攻撃する。敵をやっつける。えこひいきする。地位に執着する。だから、その見返りを受ける。才能があるのだから、もっと気楽にやったらどうでしょうか、と思った次第。
ラストシーンは、落ちぶれたということなのか、再出発なのか、よく分からず、もやもやした。
クラッシック通の人には、深読みができるのでしょうが、私にはよく分かりませんでした。
権力というものは、人を狂わせるという話であった。